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第576回例会 平成13年10月18日(木)
◎本日の例会プログラム 職場例会 ウェルファイド吉富
○次回例会プログラム 夜間例会 「秋の夜長はカクテルで」バーテンダー協会
前回(575回例会)の記録 平成13年10月11日(木)
■ゲスト
水谷房之ガバナー
新居英雄ガバナー補佐
■ビジター
中津中央RC 江副綏人君 吉峯 司君
■出席報告
会員数 35名
免除者数 0名
対象者数 35名
本日出席者 29名
欠席者数 6名
出席率 82.86%
■前々回出席報告の修正
前々回欠席者 9名
メイクアップ 7名
欠 席 者 2名
修正出席率 73.53%→94.12%
●メイクアップ
足立、小野、辛嶋、岩渕、下村
(中津中央RC)
江渕、松本 (中津RC)
●欠席者
桑原、合田
会長の時間
久恒眞一 会長
本日は2720地区水谷ガバナーの公式訪問例会です。水谷ガバナー、新居ガバナー補佐、会員一同心より歓迎申し上げます。水谷ガバナーには午前中会長幹事懇談会で懇切丁寧なご指導を賜り、大変有難うございました。例会のガバナーアドレスに引き続き、クラブ協議会では各委員会活動に対しても種々ご指導を賜りたいと思います。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
中津平成ロータリークラブは平成元年の創立より今年で13年目を迎えます。会員の減少が世界的にも問題になっておりますが、当クラブでもピーク時の45名から現在では35名の会員数となっております。会員増強プロジェクトチームを組みましてクラブ挙げて会員増強に取り組んでいるところであります。うれしいことに先週待望の新入会員が誕生致しました。梶屋会員の紹介で田村建設の榎本正則会員が入会をいたしました。
それからもう一つ皆さんにお知らせすることがございます。長年我がクラブの事務局を担当して頂きました高村さんが今月末をもちまして勇退をされますが後任の事務局員さんが決まりました。津崎慶子さんです。津崎慶子さんは我がクラブの会員であります、津崎会員のお嬢さんです。正確に言うと長男さんのお嫁さんです。略歴を紹介致しますと純真女子短期大学を卒業後、株式会社ロイヤル福岡支店勤務を経てコゲツ産業中津営業所に入社、平成11年結婚のため退社をいたしております。珠算、ワープロ、簿記、秘書士等の資格を持っております。持ち前の笑顔で頑張って頂きたいと思います。高村さんには13年の長きにわたり平成ロータリークラブの事務局を担当して頂き有難うございました。後程水谷ガバナーより記念品を贈呈して頂くようになっております。本当に長い間有難うございました。
さて、本日は魅力あるクラブ作りができます様、水谷ガバナーより多方面にわたるご指導をいただければ幸いであります。どうぞ宜しくお願い申し上げます。これで会長の時間を終わります。
幹事報告
二反田新一 幹事
・本例会は、水谷Gを迎えての公式訪問となっております。例会終了後、写真撮影、クラブ協議会が開催されます。ご協力の程よろしくお願い致します。
・新入会員 榎本氏
所属委員会:親睦委員会
緊急連絡網:江渕会員グループ
・新事務局員 津崎慶子さん
今月引き継ぎ、11月より本勤務
・会員増強プロジェクト委員会(先週)
1名推薦状 会員選考通過
・11月例会プログラム
理事会にて承認(先週) FAXにて送付
・姉妹交流予算、社会奉仕(清掃)予算、HP作成費、理事会にて承認(先週)
………詳細はHPに掲載
・アメリカ同時多発テロ被災者義援金
地区内全ロータリアン¥1,000
中津平成は個人判断とします。 FAX送付義援金辞退者は申し出を願います。今週中。
・地区大会日程表を配布(19名)
・例会場変更
豊前RC 10/18(木)より築上館2Fに変わります。
・例会変更
大分東RC 10/18(木)は18:30〜 ほり川
「ロータリーを語る夕べ」
10/25(木)は10/23(火)に変更、職場例会です。
12:30〜 ビッグアイ
大分臨海RC 10/22(月)は10/23(火)に変更、職場例会です。
12:30〜 ビッグアイ
大分RC 10/23(火)は職場例会です。12:30〜 ビッグアイ
大分中央RC 10/24(水)は10/23(火)に変更、職場例会です。
12:30〜 ビッグアイ
大分1985RC 10/29(月)は職場例会です。12:30〜 藤本小児病院
・週報受理御礼状
寿崎PG、伊東PG、緒方PG
・平成13年「秋の交通安全運動」のお礼
中津市交通安全都市推進協議会
・週報受理
仙台平成RC
・会報受理
宇佐RC
◎HP会員情報変更、お知らせ・例会プログラムメニューを追加
◎次週はウェルファイド(吉富町)で職場例会です。12:00〜臨時理事役員会開催
委員会報告
・親睦委員会 矢頭委員長
観月例会には多数のご参加有り難うございました。マリンパークのご好意で参加費が3千円の予定が2千円になりました。
・姉妹交流委員会 熊谷委員長
今週から募集を始めます。男性3万円女性2万円の予算です。観光は天草への計画で渡辺会員にお願いしてあります。大勢の参加をお待ちしております。特に、まだ姉妹交流に参加したことのない方、新入会員の方、お願いいたします。
・職業奉仕委員会 青木委員長
来週は職場例会です。お間違いなく。場所は、ウェルファイド吉富です。
表彰
(水谷ガバナーから手渡ししていただきました。)
◆向笠会員 マルチプル ポールハリス フェロー
◆梶屋会員 会員増強奨励賞
◆高村さん 事務局13年間ありがとうございました。
ニコニコボックス
○梶屋会員 奨励賞ありがとうございました。榎本さんの入会は、本当は向笠会員のお骨折りでした。
○久恒会長 水谷ガバナー本日はよろしくお願いいたします。高村さん13年間本当にご苦労さまでした。津崎さんよろしくお願いいたします。
○江渕会員 先週の向笠公園清掃では、みなさんに大変ご迷惑をおかけしました。ちゃんと後でごみを回収しました。
○永松(孝)会員 心臓の手術を1泊2日でしてきました。心臓の毛を剃ったんじゃありません、肩からカテーテルを入れての手術で、無事生還できました。麻酔が効きにくく大変でした。これからはロータリアンとしてしっかり貢献できるように頑張ります。
○二反田幹事 日曜日に向笠公園の清掃がありましたが、大変申し訳ございませんでした。これからは、こういうことのないように幹事として努力して参ります。
○向笠会員 水谷ガバナーようこそいらっしゃいました。マルチプルポールハリスフェローのバッヂをガバナーから直々いただき光栄です。
卓話
みなさんこんにちは、ガバナーの水谷房之でございます。本日は、当クラブへ公式に訪問させていただき、みなさんと親しくご面会もうしあげいろいろとお話申し上げるチャンスに恵まれまして大変うれしく思います。当中津市には以前から一度訪れてみたいと思っておりましたが、初めて今回こうしてガバナーとして訪れることができまして無上の喜びです。当中津市は福沢諭吉先生ゆかりの地であり、私は福沢先生と年がら年中一緒に歩いておりますから、是非一度ご旧宅を拝見したいと思っておりました。それからロータリーにおきましては向笠RI会長ゆかりの土地ということもありまして是非是非訪れてみたい地でありました。先日中津RCさんの公式訪問のあとで、福沢諭吉先生の旧居と向笠公園を拝見いたしまして大変満足したところであります。拝見しますと当クラブは1989年の創立でございますが、私以前に特別代表を務めて八代東RCの創立に参加したことがございますが、それが平成元年の6月29日で、全く同じ年の同期生ということになり何か懐かしいといった感じがするのでございます。
さて私の自己紹介をさせていただきましょう。私は大正14年12月6日1925年の生まれでございまして、現在75才でございます。八代南RCというところに所属をしています。職業は産婦人科でございます。今年の6月に旧制中学校の同級生と相集い、前倒しの喜寿のお祝いをしたところです。5年前の70才の時、以前から外科的な手術などに70才になったら手がおぼつかなくなるのではないかと考えていたのですが、その歳になって同じく産婦人科のドクターをしております私の息子に帰ってこんか聞きますと帰ってまいりまして、私は第一線を引くことができたのであります。ところでここでみなさまにお話しておきたいことは、日本人の男性の平均寿命は77才でございますので、70才になりますと遠くに自分の墓石が見えます。従って私には自分の墓石が見えたものですから、ここらあたりでそろそろ人生の卒業論文に取りかからなくてはならないなと思った次第でございます。で、仏教の本でも読みながら悠々自適にロータリーの仕事もほどほどにと思っていたんですが、その時に、ガバナーをやれという話が来たのでございます。びっくりしました。とんでもない私にそんな才覚があろうはずもない、第一私は年を取っとると。2720地区の歴代ガバナーの就任時の年齢で私は2番目でございます。一番上の人は熊本の木下さんで、この方はガバナー在任中に亡くなられました。ですから私は現役中で記録更新中でございます。そういうように年を取っているということ。それから私はあまり社交性がございません。ただいまはニコニコしながら話をしておりますが、本当は社交性がないんです。それから、一匹狼の傾向がございます。その証拠に、一頃ゴルフに熱を上げましたけど全然上手になりません。ハンディは27です。同じように100以上打っています。人の言うことを聞かないんですね。そんなことで一匹狼の傾向がある。まあそれだけならいいのですが、それから物事のルールに疎いということ、さらに数字に弱い。そう言うことで、欠点だらけで、ガバナーという知的共同作業には不向きだから断ると逃げて回ったんです。ところが、八代には4つのRCがあり人口は10万5千プラス郡部で1万なにがしですか、ロータリアンが200人います。その200人のロータリアンからせめられまして、おまえが社交性がないのなら社交性に富んだやつをつける、歳をとってるなら若手をつける、ルールに弱ければルールに強いやつをつける、さらに数字に弱ければ数字に強いやつをつける、だからやれということでございます。ついに捕まってうんと言わされたわけでございます。その時感じましたのは、八代グループ200人八代ロータリーファミリーというコンセプトで考えたわけです。八代ロータリーファミリー200人の後援がいただければガバナーの末席を汚すことができるかもしれんと、思った次第でございます。八代ロータリーファミリーの思想を、熊本県全体のロータリアンへ、そして県境を越えて大分へ2720地区3000人のロータリーアンの方々まで広げてくことができれば、今私たちが頭を痛めているような、ロータリーの波風は立たんのではないかと考えた次第であります。ですから私がロータリークラブのガバナーを引き受けた原点は、ロータリーファミリーにあると言うことです。
それでは現在の国際ロータリー会長のキングさんについて話そうと思います。今年の二月アメリカのアナハイムにおきまして国際協議会が開かれました。世界中に530の地区がございますが、そこから530人のガバナーエレクトが集まりました。配偶者同伴で(配偶者というのは外国には女性のガバナーが結構いらっしゃるので)、計1060人が集まり、特別訓練を受けました。この特訓を受けなければ、ガバナーにはなれないわけでございます。このアナハイムというところはディズニーランドの本拠地があるところで、ホテルからも見えておりましたが、行く暇がありませんでした。一つのホテルを占領して、その1060名とティーチングスタッフ・ワーキングスタッフと合わせて1500名ほどが集まったわけです。のべ9日間の特訓でした。この特訓がすごいんです、70才を過ぎた男を捕まえて、朝は8時半から夜の10時半まで、毎日です。本会議・分科会・本会議・分科会の繰り返しです。通称「地獄の特訓」と呼んでおります。従ってこの地獄の特訓を受けるまではただのロータリアンだった人が、特訓を受けて帰るとガバナーの顔になってるという猛烈な特訓を受けるのです。この国際協議会でキング会長がおっしゃたのが「Mankind is our business」で、その標準訳が「人類がわたしたちの仕事」ということでございます。私正直なところ、これを初めて聞いたときは、何だろう、どういうふうに解釈すればいいんだろうと思いました。それでキングさんも不十分だと思ったのでしょう。「人類がわたしたちの仕事」=「人類に奉仕すること」+「会員増強すること」であると、言われたのです。この2つのことを聞いても、なお具体性に乏しいわけであります。そこでキングさんは、会員増強について(こちらに重きをおいたのでしょうか)4つの挑戦項目をお示しになりました。1番目が「会員の増強」で、2番目は「教育研修の改善」であり、3番目は「公共的イメージの高揚」であります。平たく言えば、もうすこし宣伝をしましょうということです。私はロータリーに入った頃、米山梅吉さんの陰徳の思想、「隠れたところで良いことをやる」、調べてみたらロータリアンだったなんてですね、そういうことを一生懸命やってきたわけです。これまでのいきさつを考えてみて、それでは不足しているんじゃないかということで、もうすこし公共的イメージを高めるためにPRをしようじゃないかということです。陰徳の思想からやや陽徳の思想へ変わっていこうということですか。4番目は、「クラブの発展・改善」をしようということでございます。これをみますと、従来通りではうまくゆかないと、実際そうですね。RI会長はここ3・4年例年ですね、会員増強を口にしてこられました。しかしどんどん減ってきて、120万人が117万人と減っているわけです。その減少を見て、キング会長さんが、歯止めの役を仰せつかったと思うのです。つまり国際協議会において「会員の増強」「教育研修の改善」「公共的イメージの高揚」「クラブの改善・発展」という具体策を示し、クラブ運営に方策を講じてくれということでございます。
ところで4月にシカゴにおいて規定審議会というのが行われております。この規定審議会では631の案件が提出されまして98件が採択されました。このなかから私たちの日常のロータリー生活に非常に近いものを拾い上げてみますと、第一に、会員の身分が正会員と名誉会員の2つになったということ。昔からなじんできましたシニアという会員がなくなりました。パストサービスもないということです。従いまして、名誉会員というのはほとんどお出でにならない方ばかりですから、いつもお会いするロータリアンはすべて同じ正会員ということです。それから2番目に、青少年奉仕という奉仕部門がございますが、従来の4大奉仕に、青少年奉仕部門を格上げして、第5の奉仕部門として加わるということです。次はユースアクトという制度を作ろうということです。ご存じのようにRCが提唱しているものには、ローターアクトクラブ18才から30才までとインターアクトクラブ14才から18才までというものがありますが、さらにその下に10才から14才までの少年少女のためにユースアクトクラブを作ろうというものです。学校に当てはめてみますと、小学校の5・6年と中学校の1・2・3年でございます。義務教育の中で物事の是非が判断できる年齢ということでございます。つまりユースアクトクラブができますと物事の判断ができるような年齢以降のすべての年齢にロータリーの教育システムが導入できるということです。これが実現するのに少なくても数年かかることでしょうから、ロータリーの教育システムを全年齢に適用するのに百年かかったということになります。それから、現在クラブの都合で年間2回休んでも良いことになっておりますが、それが4回になりました。つまり規定審議会において決まったのは、ロータリーの身分を正会員と名誉会員に簡素化する件、青少年奉仕部門を第5の奉仕部門として格上げする件、ユースアクトクラブを作ろうという件、年4回まで例会を休むことができる件ということでございます。
国際協議会と規定審議会とから、現在の国際ロータリーの方向・流れというものが大方読めるのではないかと思います。先ず「会員増強」これは2005年のロータリー百年までこのまま突っ走ると思います。それから規制緩和のまっただ中にあるということですね。第3に、若者に焦点が当たっているということです。この3つの大きな流れにのって国際ロータリー会長のキングさんは旗を振っているということです。
ところで、私どもは現在21世紀に生活しておりますが、1つ前の20世紀はものすごい変化の百年でございました。この百年の変化はそれ以前の1900年の変化に匹敵すると言われております。その主役は科学=サイエンスであります。サイエンスのおかげで私たちはそれはそれは便利になりました。昔から比べると想像もつかないくらい便利になりました。その反面、ハッピーになったかというと、とてもそんなことは言えないと思います。マスコミの報道を見ておりますと、目を覆い耳を閉ざしたくなるようなことばかりでございます。その傾向を、21世紀もそのままいけばどうなるかというと、極めて悲惨な時期がやってくると考えております。そこで、そうならないためには人間尊重という考え方が大切だろうと思います。人間尊重という考えがなければ、サイエンスは後退しませんから、世の中は非常の極みになるだろうと心配するわけでございます。そこで人間尊重を得るために国際ロータリーが何か1役かうことはできないだろうかと思うわけでございます。キングさんが旗手として、21世紀の人類への奉仕として、人間尊重を激励していただけるようにと、私は思っているわけでございます。20世紀に、政治的にも宗教的にも努力をしてきましたが、全部失敗してきました。ロータリーは、政治でも宗教でもございません、ロータリーはまだそういう努力をやってきていないのではないかと思います。21世紀のロータリーに期待をしたいというのが、私の考えでございます。
本日、当クラブで47番目の訪問ですが、47クラブのうち45のクラブが会員減少で悩んでおります。ほとんどのクラブが会員減少に悩み、ロータリーアクティビティの減少に悩んでいるわけでございます。そういうところへ行って、ガバナーは激励をする責務がございます。なんと言ったらいいんだろうかと、ずいぶん悩みました。そしてたどり着きましたのが、「等身大の奉仕」ということでございます。等身大の奉仕にお励み下さい。各RCは高度の独自性が認められております。その独自性をして等身大の奉仕をやってくださいと申し上げておるところでございます。元気のあるところはそれなりに、また元気のないところもそれなりにということでございます。そして、一点集中主義と言うことを加えてお励み下さいとお願い申し上げます。つまり例えば、うちのクラブは会員も少ない、経済的にも苦しい、しかしこのことだけはやろうじゃないか、このことが欠けたらうちのクラブの存在理由がないと、きっとそういうことがあると思いますので、そういうことはバッチリやっていただきたいということです。一点集中主義を配して等身大の奉仕をやっていただきながら、会員増強して下さい。そして会員増強してたまったエネルギーが十分に達したならば、次の新しい一歩を踏み出していただきたい。これが私のお願いでございます。
時間も来ておるようですので最後に、来る今月27・28日、八代において年次大会を開催いたします。会長幹事さんのお話では、結構な方々が参加いただけると言うことで、まことにありがとうございます。精一杯、田舎ではございますが、田舎のまことを皆様方に示してご歓迎申し上げたいと思っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。これでガバナーからのお話を終わりたいと思います。中津平成RC、万歳!ありがとうございました。
(文責/重松)
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