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第566回例会 平成13年8月2日(木)
◎本日の例会プログラム クラブフォーラム「会員増強について」
○次回例会プログラム ゲスト卓話 大江康次郎氏「蛎瀬楽市楽座」
前回(565回例会)の記録 平成13年7月26日(木)
■ゲスト
司法書士 原田美穂氏
■出席報告
会員数 34名
免除者数 1名
対象者数 33名
本日出席者 25名
欠席者数 8名
出席率 75.76%
■前々回出席報告の修正
前々回欠席者 7名
メイクアップ 6名
欠 席 者 1名
修正出席率 78.79%→96.97%
●メイクアップ
青木、今吉、種村、江渕(中津中央RC)
矢頭、松本(中津RC)
●欠席者
小野
会長の時間
会長 久恒眞一
皆さんこんばんは。本日は夜間例会です。ゲストに司法書士の原田美穂さんをお迎えしております。後程モンゴル国法整備の卓話をして頂きます。
中津平成RCのインターネットホームページの作成を二反田幹事にお願いしておりましたところこの程立ち上がりました。ホームページアドレスはhttp://www.n-heisei.org/です。是非一度ご覧になって下さい。内容を少し紹介致しますと、年度基本方針、クラブのあゆみ、クラブの現況報告、例会週報、会員の紹介、ロータリー関連と中津市関連のホームページへのリンクなどとなっております。未完成ですが少しづつ充実していきたいと考えております。取り敢えず例会週報はその都度アップしていきます。ホームページの便利なところは検索できるところです。項目とか名前で検索をかけますと、たちどころに関連の記事が出てきますので、知りたいことを調べたりするのに非常に便利です。それから会員専用の頁がありますがパスワードを初代向笠会長にちなんでmukasaにさせて頂きました。この場を借りて了解をお願いしたいと思います。宜しくお願いします。
ところでこの夏、参議院選挙が真っ只中ですが、インターネットのことで物議をかもしています。ご存知のようにインターネットを利用した選挙運動は公選法では正式には認められておりません。しかし、今回の参院選では、解禁同然といえるほど活発化しております。ホームページ上に全候補者の顔写真や経歴やメッセージなどを掲載しております。あまりにも広がった、現実とのギャップに対して「IT時代にふさわしい選挙制度への対応について秋口にも有識者による研究会をたちあげたい。」政府もようやく重い腰を上げそうです。
先日もテレビで話題になっておりましたが、主婦が子供服のリユースをインターネットオークションの形でやっており、全国から売ってほしいと沢山の子供服が集まりそれをインターネット上でオークションに掛け販売しているそうです。主婦は自宅に居ながらに商売が出来、売りたい人も買いたい人も得をするという、まさにインターネットならではの新商売といえるのではないかと思います。しかし、実験段階のところもあり、メリットもあればデメリットもあるという分野のようです。
ちなみに二反田幹事も沢山の味噌醤油などの新商品をインターネット上で全国に向けて販売しており相当の実績というか売上があるようです。
選挙に限らず商売や趣味など様々な分野で進化の速いインターネットのことですから、今後もユーザー主導の状態がまだまだ続きそうです。皆さん方のIT対応はいかがでしょうか。
これで会長の時間を終わります。
幹事報告
幹事 二反田新一
・例会変更
中津中央RC 8/14は休会です。
豊前RC 8/16は休会です。
竹田RC 8/14は休会です。
豊後高田RC 8/8は時間と場所が変更
(6:00〜 ホタルの碑)早朝例会。
8/15は休会です。
・週報受理
八代RC 佐伯RC 中津中央RC
・中津市暴力絶滅市民会議より会長宛てに「平成13年度役員総会開催」の案内
・水谷ガバナーより「2001年規定審議会の採決について」報告書回覧・7/29(日)大分県下クラブ奉仕推進連絡協議会(別府大学)
出席予定者:会長・幹事・梶原クラブ奉仕委員長・下村会員増強委員
◎ホームページを開設しました。ご意見がありましたらどうぞ。
委員会報告
・会計監査報告 梶屋会員
7月12日に第11期の収支決算報告書について関係諸帳簿、並びに証拠書類を監査致しました結果、適格に処理され事実と相違なく妥当と認めますのでここにご報告申し上げます。
ニコニコボックス
○久恒会長 ホームページが開設できまして嬉しく思っております。
○二反田幹事 ホームページを作りましたが後の管理が大変です。
○種村会員 出席率100%を続けております。
○白石会員 わが社でISOという品質システムができましたので。
○梶原副会長 金土日の祇園祭は天候にも恵まれ、無事故で終了しました。
○辛嶋会員 ホームページの開設おめでとう。
ゲスト卓話
「モンゴル国法整備支援レポート」
司法書士 原田 美穂氏
1. モンゴル国について
国土は日本の4倍、人口は日本の50分の1、森と砂漠と大草原の国モンゴルの生活様式は何千年にも渡って、広い大草原で家畜と共に暮らす遊牧文化です。
今年はNHKの大河ドラマ、北条時宗で元寇がテーマとなっていますが、遺伝学的には日本人とモンゴル人は近い関係にあるそうで、実際、国民の95%を占めるハルハ族は顔つきが日本人とそっくりです。
人口約60万人の首都ウランバートルには高層住宅もありますが、多くの人々はいまだに「ゲル」と呼ばれる円形式移動住居に好んで住んでいます。
年間で晴天の日が約250日と雨量が少なく、昼夜・夏冬の気温差が激しいため、最高気温は40℃近く、最低気温は−40度を下回ります。
ソ連崩壊後、92年に無血革命を経て民主国家「モンゴル国」が誕生しました。
2. 支援の背景
民主化後、共産主義時代には、すべて国有だった不動産も私有化されましたが、モンゴルには公示制度運用の経験が全くなかったため、不動産登記の先進国である日本に登記の手続きと実際の利用方法の指導を求め、外務省、法務省、JICAを通じて日本司法書士会連合会に要請がありました。
現在世界の発展途上国は世界経済のグローバル化の中で、そのネットワークに参入するための法整備を迅速かつ適切に行なうため、「知的支援」としての法整備支援を先進諸国や国連等の国際機関に要請していますが、なかでも、アジアの発展途上国は同じくアジアにあって欧米の法を取り入れ消化してきた経験をもつ日本への支援要請が特に強いという傾向があります。法務省は数年前から市場経済化を図るアジアの発展途上国の要請を受けて、外務省、JICAなどと協力してこれらの国に対する法整備支援を積極的に実施しています。
JICAも日本のODA(政府開発援助)の中で従来の物的支援を中心とする技術協力(ハード面)に加え、知的支援としての法整備支援(ソフト面)を重視していく方針です。
日弁連もカンボジア、ベトナムにJICAの短期及び長期専門家として弁護士を派遣していますし、我々日司連としてもモンゴル政府の要請を受けてJICAの短期専門家として司法書士を派遣することになったものです。
3. 過去の派遣と今後について
・1998年9月……不動産登記局にてセミナー及び現状視察(ウランバートル)
・1999年4月……関係諸機関の実情調査(ウランバートル)
・1999年9月……西部地区の登記官及び企業を対象としたセミナー (オブス県)
・2001年3月……モンゴル銀行にて担保関係のセミナー(ウランバートル)
通訳の能力の限界、食文化、生活習慣の違い、厳しい気象条件、政治的不安などいろいろと大変な面もありましたが、現地での人間関係の輪も広がり、ちょっとした好奇心で引き受けたこの仕事も、年中行事になりつつあります。
現在は総合的なプロジェクトとして、大蔵省のマクロ経済学者や銀行の金融アドバイザー、東大、名古屋大の法学部教授らと共にお互いに協力しあっています。
来月の11日から22日にはウランバートルだけでなく、地方でのセミナーも予定されていますが、初めて夏に行くので、40度以上の暑さと大量にいるという蚊に耐えられるか心配です。
私事ですが、今北九州市で開催中の博覧祭のイベントFMの中で、毎週火曜日の16:30〜16:50、司法書士によるトークのコーナーを担当しているのですが、8月14日にはモンゴルから中継する予定です。
周波数の関係で中津では聞いていただけないのですが、もし火曜日に北九州博覧祭に来られる機会がありましたら、モンゴルパビリオンの隣のスタジオでやっています。
「アジアとの関係を深める」というのが博覧祭の1つのテーマなのですが、このパビリオンは地方自治体の主催する博覧祭にモンゴル国が政府として初めて出展したものです。
そしてそれはモンゴル国が日本との友好交流を非常に大切に考えている何よりの証であるというのは、駐日モンゴル国全権大使フレルバートル氏のお言葉です。
先日モンゴル大使館から不動産登記指導に対する感謝状をいただき、博覧祭のため北九州に来られた大使とお話する機会がありました。
自分のやったことが、どこかの国のためになるなら、あと何回行くのかわかりませんが、できる限りのことはやってみようと思っています。
(文責/辛嶋)
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