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第642回例会 平成15年2月27日(木) 管理者 03/3/4(火) 18:34

第642回例会 平成15年2月27日(木)
 管理者  - 03/3/4(火) 18:34 -

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   第642回例会 平成15年2月27日(木)

◎本日の例会プログラム    ゲスト卓話「教育委員会のしくみ 完全学校週5日制」
        中津市教育委員会 城戸崎九一課長 菊原壮太課長

    ○次回例会プログラム    ゲスト卓話「最近の交通情勢について」
        大分県中津警察署 交通課長 岩尾正憲警部

前回(641回例会)の記録 平成15年2月20日(木)

■ビジター
 中津RC 時松聖潤君
 中津中央RC 江藤直勝君、吉峯司君

■出席報告
 会員数    34名
 免除者数    1名
 対象者数    33名
 本日出席者    28名
 欠席者数    5名
 出席率        84.85%

■前々回出席報告の修正
 前々回欠席者    07名
 メイクアップ    02名
 欠 席 者    05名
 修正出席率 78.79%→84.85%

●メイクアップ
 永松(達)、種村(中津RC)

●欠席者
 重松、永松(孝)、土居、白石、渡辺

会長の時間
梶原清二 会長
 立春が過ぎ、2月19日は暦の上では雨水(うすい)と呼ばれ、24節気の1つです。氷は解け、雪は雨になる季節だということです。まだまだ寒暖の差が激しいので風邪には充分気をつけていただきたいと思います。
 2月18日(火)韓国(テグ市)で地下鉄火災が起きました。
 56歳の男による放火とのことですが120人を越す死者を出した大惨事となりました。現代社会、特に大都会には地下深く地下鉄網が張りめぐらされています。一旦事故が発生するとパニック状態となり、大惨事となってしまいます。今回の事故でも放火から何分もしないうちに停電となり、真っ暗になってしまいました。電車のドアが開かなかった。換気扇がうまく作動しなかった。有毒ガスの煙の廻りが早かった等、日頃の訓練の時にはうまくいく筈の行動が実際の事故に遭遇するとパニック状態となり、大事故となってしまう。
 現代社会は昔に比べると格段の差で便利になっていますが、常に危険と隣り合わせで生活しているということです。
 韓国での事故は他人ごとでは済まされないと思います。
 亡くなられた方々のご冥福をお祈り致します。

幹事報告
若松定生 幹事
●例会変更
 別府地区3RC、宇佐2001RC
●週報受理
 中津RC、宇佐2001RC
●会報受理
 ロータリーワールド第4号
●幹事報告
○中津RC、中津中央RCより3月例会プログラム表
○玉名中央RCより創立20周年記念式典の案内
 4月20日(日)玉名温泉、白鷺荘別館にて。
○ガバナー月信の訂正案内
○ロータリー米山記念奨学会より
 「寄付金納入明細書2003年1月分」送付あり。

ニコニコボックス
○白石会員 親睦委員会より、行事を行ったときの残りですが2,240円をニコニコいたします。
○矢頭会員 国際親睦委員会より、2月が国際理解月間ということでゲスト卓話として、西本繭子さんをお招きしています。快くお受け頂きましてありがとうございます。今日はよろしくお願い致します。
○重松会員 昨日、雅楽の練習会を久しぶりにしました。去年の5月から若いものたちで始めました。平調(ひょうじょう)という調子を1年間やってきましたが、4月、5月と結婚式等がお寺さんに入ってまして、平調ではちょっと調子が悪いという事で、ひとつ新しい調子をやろうという事になりました。調子というのは、ヘ長調とかニ短調とかありますが、それと同じように6つ種類があります。球磨焼酎に六調子というのがありますが、あれは雅楽の調子が6種類あるから六調子といいまして、そういうところからきています。今迄やってきた平調というのは西洋の音楽でいうとドレミのミに近い音が基本となったもので、今度太食調(たいじきちょう)というのを昨日から始めました。やっと1曲、なんとか形になりました。新年はじめての練習で、その後、新年会をやろうという事になりまして、太食調というのは短調で曲が明るいんですが、「太食」という事でカレーを腹一杯食べました。調子と練習が合ったということでございました。
○岩淵会員 プログラム委員でありながら、今日どうしても外せない用事がありまして、矢頭委員長にはゲストをお願いしておきながら卓話を聞けなくて、大変申し訳ありません。早退させて頂きます。
○梶原会長 今日はゲストに西本さんをお迎えしております。西本さんは学生時代コロラド州に留学されたそうです。留学期間は3ヶ月と短かったそうですが、非常に楽しかったという事で国際理解というテーマの卓話を楽しみにしています。
○永松(孝)会員 熊谷委員長に目で犯されまして、前に出ろという事であります。久しぶりにきれいなゲストをお迎えしまして、今日はよろしくお願いします。昔のガールフレンドに良く似ております、頑張って下さい。
○熊谷会員 仕事は決していい事はありませんで、苦しい事ばっかしですが、娘がなんとか結婚することが決まりました。ぼちぼち段取りをしていますので、多少苦しいんですが嬉しい事ですので毎日ニコニコしながら仕事をしています。

ゲスト卓話
「“相互理解”という重要性を体験して」
1997年国際親善奨学生 西本繭子
 6年前、私はコロラド州デンバーに3ヶ月間滞在させていただきました。
 通っていたのは私立大学の敷地内に併設されている、語学学校です。お蔭さまで、先生方のクオリティも高く、カリキュラムもしっかりとした、素晴らしい学校でした。とても良い環境で学ばせていただいたことは、今でも感謝の気持ちでいっぱいです。
 語学力を向上させるということに加えて、より多くのことを経験できたと思います。何よりも、様々な国の人々とのコミュニケーションをはかることは、もっとも難しく、楽しいものでした。もちろん、それが「アメリカ」という国の縮図でもある訳ですが…。先生方は英語学習を通して、いろいろな考え方や、文化的背景を持った人たちの中で、どのように同調し共生し、自分の意見を発言していくかということを教えて下さいました。当然、私のような日本人にとっては、なじみのない生活です。
 グループ学習の時、始めはもちろん戸惑いました。「なぜ?」「どうして?」「どこからそのような考えに至るの?」意見の異なるクラスメイトに対して、理解できないとさえ思うことがありました。しかし、共同作業の課題は仕上げなければなりません。そのために、納得のいくまで話し合いを繰り返しました。そんなふうにしていくと、最終的には不思議とお互いの考え方が少しずつではありますが、わかるようになってきて、グループ全員がオッケーと言える結果を出すことができたのです。
 文化や宗教からくる発想の違い。これを理解していかなくてはなかなか結論へは行き着きません。つまり多くを語らずとも察し合うという、日本人的習慣(日本語自体にもあいまいな表現が多いのはそういったことの現れか?)はとてもハンディだと思える時もありました。物事を様々な方向から考えるということは、私の視野を広げてくれると同時に、今何が最優先されるべきなのか、という行動に対しての、とても良い思考訓練にもなったと思います。こういったことは今まで私が経験できなかったことでした。
 そして、授業中でも日本の学校とは違い、他国のクラスメイトたちは意見をどんどん述べていきます。たとえ、それが先生の考えと食い違っていても。自分はどう思っているかということを躊躇なく発言していきます。決して彼等が攻撃的な性格という訳ではなく、黙っていては自分をわかってもらえないという環境からだと思います。個性がものすごく重要視されるという、私たちが受けた教育とは全く異なる、自由で積極的な空気を感じました。
 アメリカという国は御存じの通り多人種、他民族国家の代表格だと思います。それゆえ最もパワフルで、最も多くの問題を抱えているのも事実です。それは考えの異なる者同士が1つのコミュニティーで共生していくことの難しさを孕みながらも、自由と平和に向かっている姿でもあると思います。
 私は留学から、まずはお互いを理解し合わなければ何も始まらないこと、大切なのは国や地域に関係なく、個人として相手と向き合うということ、コミュニケーションは偉大なツールである、ということを教えてもらった気がします。

(文責/足立)
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