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第627回例会 平成14年10月31日(木)
◎本日の例会プログラム 夜間例会 ロータリー夜学
○次回例会プログラム ゲスト卓話
「秀吉と勝家…戦いにおけるイニシアチブ」是本信義氏
前回(626回例会)の記録 平成14年10月24日(木)
■ビジター
中津RC 若松舜児君
■出席報告
会員数 34名
免除者数 0名
対象者数 34名
本日出席者 30名
欠席者数 4名
出席率 88.24%
■前々回出席報告の修正
前々回欠席者 09名
メイクアップ 08名
欠 席 者 01名
修正出席率 72.73%→96.97%
●メイクアップ
今吉、辛嶋、熊谷、土居(中津RC)
永松(達)、永松(孝)、出納、松本
(中津中央RC)
●欠席者
小野
会長の時間
梶原清二 会長
朝晩は肌寒いこの頃です。
本日の例会には若松幹事も元気な姿で出席され、本当に良かったと思います。
健康に自身のある方も定期健診は必要で、どんな病気も初期のうちなら時間も掛からず治ると言われております。昔は「人生50年」と言われておりました。50才を過ぎたら必ず定期的に検診を受けるよう心掛けるようにいたしましょう。
最近のニュースでは、北朝鮮による拉致被害者の帰国のことが大きく取り上げられています。
一時帰国とは言え、24年振りに日本の土を踏み、両親や兄弟友人に会えた姿を我々も見て感動を覚えました。一方で、拉致され、帰って来なかった方の家族の心境を思うと胸が傷みました。
今後どんな展開になるのか予断を許しませんが、日本政府、マスコミ、国民が一丸となって取り組み、全員の帰国が実現できるよう願っております。
幹事報告
若松定生 幹事
●例会変更
中津中央RC 11/5(火)→観菊夜例会
●週報受理
中津中央RC、八代RC、宇佐八幡RC
中津RC
●幹事報告
○本庄ガバナー、ノミニー辞任のお知らせ
○ロータリー米山記念奨学会の寄付金納入明細表
○次回例会はロータリー夜学に付、オリエンタルホテルにて18:30より行います。
委員会報告
白石親睦委員長
本日例会終了後、委員会を開きます。
青木姉妹交流委員長
姉妹交流での観光コースとゴルフコースの予算をたてています。11/1に6万円くらいを例会費同様引き落しさせて頂きます。
結婚記念日スピーチ
白石会員
昭和53年10月28日に結婚しました。もう24年になるのかなあ、とあらためて思っています。女房は小川会員の妹でありまして、小川会員は義兄になります。今日も裁判所の調停委員をしていまして遅刻しそうになりました。離婚の調停などで行くのですが、聞いてみますと夫婦の会話がなくて、離婚するとかいうことがありまして、私自身、身につまされる思いがします。女房には苦労ばかりかけているのは確かでありまして、なかなか言葉に出して言えないのが現実です。
ニコニコボックス
○若松会員 30年ぶりに入院しました。忙しい間は1度、病院でゆっくりしたら楽だろうなあ、と思っていましたが、実際入院してみると、こんな退屈なものはないです。11/3に胃カメラをのみました。血管の上に潰瘍が出来ていて出血しているということで、即入院しました。今日まで酒ものまず、タバコも吸わずでいます。
○若松瞬児君(中津) 幹事をしています若松の親父であります。息子が入院しまして、大変ご迷惑をおかけしました。仕事でのストレスや、酒、タバコが影響していると思っています。
○梶原会長 私の横に若松幹事が座ってくれまして、ホッとしております。健康でいるという事は大事なんだなあと思いました。
○出納会員 県の障害児のデイサービス施設の内に、井上小児科の森の家というのがあります。去年の4月から制度が変わり施設の運営経費が従来の補助金がカットされ、3分の1になり運営が困難になります。厚生省に対して嘆願する為、署名運動をしています。1万人集めたいのでご協力お願いします。
○加来会員 今日、松永先生卓話よろしくお願いします。先週の土曜日、学会で横浜に行っていましたが、中津南高、北高の関東支部の同窓会がありまして、約500人位集まり、30年ぶりに会う友人もいました。
○重松会員 11/3(日)お寺で法要が有ります。若手の坊さん達で雅楽をやっていますが、その時初演奏します。
○矢頭会員 2年ほど痛風が出ません。とりあえず健康であります。
卓話
「虚血性心臓病(以下IHD)の治療の現況」
松永循環器病院
院長 松永光史氏(中津RC)
本日は、IHDの代表疾患として狭心症(AP)と急性心筋梗塞(AMI)の病態とその治療の現況をお話します。
日本人の死因の第1位は、皆さん良くご存知のごとく、癌によるものです。(以下のグラフ参照)
しかし良く観察すると、脳血管疾患と心臓疾患による死亡数を加算すると、癌よりも多い事に気が付きます。その1因として、日本人の生活習慣が欧米化した結果、動脈硬化病変を起こしやすくなった事が考えられる。
人の冠状動脈の模式図
粥状硬化の進展とプラークの脆弱化を表す模式図を以下に示します。
冠動脈狭窄度が50%以下でも急速に血栓形成に至りAMI発作を起こす症例が多く有り、油断なりません。
ところで、狭心症と心筋梗塞の違いは分かりますか?
狭心症では、胸痛の持続時間も異なりますが、まず心筋壊死が起こりません。
一方、心筋梗塞にはそれが起こります。
つまり、狭心症は可逆性の変化なのです。早期発見、早期治療すべきです。
次に急性心筋梗塞(AMI)の定義について少しお話します。
症状、電気生理学、酵素学的根拠によって
・30分以上続く胸痛
・心電図上、ST上昇又は低下
CPK(心筋細胞由来の酵素です)の引き続く上昇…心筋壊死の証明。
心筋梗塞症発病の引き金としては、1.過度の疲労 2.睡眠不足 3.激務 4.過度のストレスなどが挙げられます。注意してください。
なお、其の背景には以下の冠動脈疾患の危険因子が有りますので、これも出来るだけ少なくする様に努力して下さい。
1.高血圧 2.高脂血症 3.糖尿病 4.タバコ
5.肥満 6.ストレス 7.A型性格 8.遺伝
9.高尿酸血症 10.男性
しかしながら、もし不幸にもAMIの発作が起これば、出来れば2時間以内に閉塞冠状動脈の再疎通を図りたいのです。
それは、以下に示す研究データがあるからです。
このグラフは、2時間以内に再潅流することは生存率および左心機能の回復に重要である事。
2時間以上経過した場合、時間は生存率、左心機能に関与しない事を証明しています。
実際、閉塞した冠動脈を再疎通する方法としては上記のごとくですが、最近では多くの狭心症および心筋梗塞の患者さんに、以下の図に示すようなステントを用いた冠動脈形成術(俗に風船療法と言います)を施行しています。
最後に、当院で施行したステント治療に症例の数例をCDを用いた動画にてその実際をプレゼンテーションする予定です。
(文責/榎本)
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