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第655回例会 平成15年6月5日(木)
 管理者  - 03/7/14(月) 22:04 -

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   第655回例会 平成15年6月5日(木)

◎本日の例会プログラム    ゲスト卓話『地域の社会教育活動について』
        大分県教育長 中津教育事務所 生涯学習課
        田中裕行 氏

    ○次回例会プログラム    ゲスト卓話『糖尿病についての卓話』
        高椋クリニック院長 小野先生

前回(654回例会)の記録 平成15年5月29日(木)

■ビジター
 なし 

■出席報告
 会員数    34名
 免除者数    0名
 対象者数    34名
 本日出席者    30名
 欠席者数    4名
 出席率        88.24%

■前々回出席報告の修正
 前々回欠席者    17名
 メイクアップ    05名
 欠 席 者    02名
 修正出席率 79.41%→94.12%

●メイクアップ
 向笠、岩田、江渕、出納(中津RC)
 辛嶋(宇佐2001RC)

●欠席者
 松本、永松(孝)

会長の時間
会長 梶原 清二
 先週は向笠公園での清掃例会ご苦労さまでした。
 大勢の会員の出席をいただき楽しい一時を過ごすことができました。
 先週の日曜日、若松幹事と一緒に、くにさきロータリークラブ創立20周年記念式典に参加してきました。創立当初は大分空港ロータリークラブと言っていましたが、5年前に現在のクラブ名に変更したそうです。
 会員数が少ない中で頑張っている姿に感心いたしました。
 5年先の我がクラブの姿を思い浮かべながら同席した次第です。
 今宵はクラブ奉仕委員会によるロータリー夜学となっています。
 ロータリー精神の勉強と会員の親睦を深める楽しい時間を共に過ごしたいと思います。
 姉妹クラブの仙台平成ロータリークラブに地震見舞のファックスを送りました。

幹事報告
若松定生 幹事
●例会変更
 豊前RC 6/5、6/26
別府地区3RC、豊後高田RC、宇佐RC
●週報受理 八代RC
●幹事報告
○別府中央RCより、ホームページ開設の案内
○5/25、くにさきRCの創立20周年記念式典に会長、幹事が出席してきました。
○仙台平成RCに地震見舞のFAXを送りました。そのお礼と被害が少なかった旨の返事が到着。
○ガバナー事務所より「青少年健全育成について」のお願い文書到着。

卓話
「ロータリー夜学」
小川クラブ奉仕委員長
 今夜はロータリー夜学です。なにか勉強をということでありますので、1982-1983のRIの会長でもあり、当クラブの向笠会員のお兄さんでもあります向笠広次RI会長のビデオがありますので、これを見ていただきたいと考えました。1991年8月22日の第87回の例会に来ていただいて卓話をしていただきました。会員も入れ替わりましたので、久しぶりにと考えました。87回例会ゲスト卓話元RI会長向笠広次氏『世界のロータリー』のビデオを鑑賞ください。

平成3年8月22日
87回例会 ゲスト卓話
「世界のロータリー」
元RI会長 向笠広次氏
 まず最初に「どういうきっかけでロータリアンになったか」というと、1956年のことです。私の友達に眼科の医者をやっているロータリアンがいまして、私に入会を勧めてくれました。当時、私は非常に忙しい状態で、毎週決まった時間に決まった場所に出ていくということは、到底できないと断りました。そのまま入らないでいれば、こんな楽しいロータリーという世界があるのを一生知らずに終ったと思います。いまの会長のコスター氏は、私と同期の理事であり、仲のよい友達の一人ですが、その彼は「自分はどんなにお金を出しても買うことのできない大きなコレクションを持っている」とよく言います。コレクションとは、世界中にいる親しい友人達のことを指しているのです。私のような医者は、どうしても限られた人間との付き合いしかできないで終わるのですが、幸いなことにその眼科の医者は、私に断られても何度も「ロータリーはこんなよいことがあるのだ。」と言って勧めてくれました。とうとう私は根負けしてしまい、ロータリーに入ることになりました。彼のお陰でロータリアンになって、コスター会長と同じように世界中に多くの親しい人たちのコレクションを持って、楽しいロータリー生活を送っております。私が最も感謝しているのは、その男があきらめすにロータリーの入会を勧めてくれたことであり、感謝の気持ちを失うことは決してないと思っています。これと同じようなことは随分世界の中にあるのじゃないかと考えます。「ロータリーに入らないか」と言ったけど、断られたのですぐあきらめてしまうケースが多いのではないか。もし、ロータリアンになってもらいたいという素晴らしい人がいたら、決して一度や二度断られたぐらいであきらめず、必死になって説得することが必要じゃないかと思います。と申しますのは、ロータリーというのは確かにそれに値するような楽しさを私たちに与えてくれますし、有意義な特別の世界を与えてくれるからです。これは自分の経験から、そう確信しているわけでございます。又、「会長になってからの一番の気がかりはどういうことであったか」。1982〜83年というのは、全く思いも及ばないような東西の対立が厳しくて、いつ核戦争が始まるかわからない状態にありました。トロントの国際大会でハーバード大学の心臓病の教授、ドクターラウンに話してもらいました。彼は、「核兵器に近づくことができるアメリカの人間の数は、11万5,000人いる。このうち5,000人がアルコール中毒やその他の薬剤の中毒によってやめさせられている」というのがありました。そのラウン博士が一番怖いのは核戦争が偶然に起こることであり、ことに頭のへんな人、妄想や幻聴、幻覚を持った人がボタンを押してしまうことになりはしないかと心配でしようがない。これが一番怖いわけです。これに対し、ラウン博士が「心臓の患者を治す装置が壊れても死ぬのは一人だ。しかし、核兵器が飛んできた時、警報を鳴らす装置が故障していたら全人類が死ぬかもしれない」と言ったのを覚えています。又、私が会長だったころ楽しかったこと―最初に話すのは国際協議会で、数百人のガバナーノミニーを前にして「人類はひとつ」と言うテーマを発表しました。これは医者の考えでありまして、申すまでもなく人類というのは、いわゆる人種に関係なく一族一種、つまり一つの属、一種でありまして、ホモ属のサピエンス種でございます。種が同じですから、どんなに皮膚の色が違いましても、その間に子供が生まれます。これも一族一種の証であります。もう一つは、第二次世界大戦が始まる前に民族衛生ということが世界中で叫ばれました。ちょうどヒットラーが出てきた頃でございますが、彼はドイツ民族優秀性を誇示しようとしたのだと思うのですが、ルクセンブルガーという学者らに、ドイツ民族の中にどれだけ悪い遺伝子が混ざっているかということを調査させました。そして分かったことは精神分裂病は1,000人の中に8人いる。そううつ病は1,000人の中に4人いる。てんかんも大体似たような率でいる。こんなことがはっきりしてきます。私も日本で同じような研究をやってきた者の一人ですが、それによりわかったことは、日本もドイツも、オランダも、どこで調べようと精神分裂病の出現率は大体0.8%、そううつ病は0.4%、てんかんも似たようなものという結果になりました。これはどういうことかと言うと、精神分裂病になりやすい人は、非常に口数の少ない、社交性のない、芸術家タイプの人でございまして、人と遊ぶというより本でも読んでいた方がよいという人で、身体的に言ってもやせてヒョロ長く、頭もいつまでたってもハゲずにふさふさしている。そううつ病にかかりやすい人は私もそんな中の一人ですけれども太っていて、だんだん頭の毛がうすくなり、ハゲていく。肥満系で親しみやすく、誰とでも友達になれる、そういう実業家タイプに属する人であります。一方、てんかんにかかりやすい人というのは、非常に整理癖がある人であります。これらの調査結果でしみじみわかりましたのは、世界中どこへ行っても、外からみて同じようなタイプの人が同じ割合でいるということであります。つまり人類はどこへ行っても変わりがないということが、はっきりわかったのです。これが「人類はひとつ」と申し上げた第ニの理由でございます。三番目の理由は非常に簡単です。もう50歳を超えた私の長男がおりまして、同じ医者になっておりますが、まだ3歳か4歳の時に一緒に風呂に入っておりましたら、私に対し「ぼくのおじいさんとおばあさんは何人いるの」と聞いてきたのです。私が「4人いるよ」と答えると、今度は「その4人のおじいさんとおばあさんは何人いるの」と言います。「8人だよ」と答えたら、また「そのおじいさんとおばあさんは…」というわけで、質問はずっと続いていきます。その時はなにげなく答えていたのですけれど、よくよく考えてみれば10代ぐらいさかのぼると大体1,000人のじいさん、ばあさんがいる勘定であります。20代前になると、なんと100万人になる。これは疑うべからざる事実であり、30代前、40代前になると、それが1,000倍ずつ増えていきます。最近の新聞に、孔子の75代目のお孫さんの記事が出ていましたが、この意味は75代前には100万人の後に0が何十かついただけのおじいさんがいて、そのうちの一人が孔子だということで、我々もその人と同じように孔子の孫かもしれません。これは単なる計算に基づく勘定ですが、ほんの70代か80代程度先祖をたどるだけで、われわれはみんないとこ同士だということがわかります。こういうお話を、当時400人ぐらいいたガバナーノミニーの方々に申し上げ、「あなたの周りにいるいとこさんたちにあいさつして下さい。」と言いましたら、もう割れるような喝采が起こりまして、みんな立ち上がり、周辺の人たちに「こんにちは、私はあなたといとこです。」と言ってあいさつを交わしてくれましあ。その時の楽しかったことが一番大きな出来ごとでありました。又、「人類はひとつ」ということに関してぜひとも覚えておいていただきたいことがございます。その一つは、拡大ということを問題にしますと、「じゃ、数だけ増やすなら質が悪くなってもよいのか」、つまり「量か質か」と言うような論議が出てまいります。こういう考え方はぜひとも改めていただきたいと思います。ごく大まかにいって、人口1万人に対するロータリアンの数は、日本で8人、アメリカは16人余り、ニュージーランドやオーストラリアは40人ぐらいになります。それじゃ、アメリカのロータリアンの質は、日本より悪いかと言うと決してそんなことはありません。ニュージーランドは日本の5倍も多いけど、質が落ちるなんてことはございません。つまり、まだ日本のロータリアンの数を2倍にし、4倍にし、5倍にし、あるいは10倍にしてもロータリアンの質が悪くなるということは絶対ないと信じます。量か質かということを言うのは、日本においてはまだまだ早過ぎるのではないでしょうか。当面は、よい性格の人を選ぶのに困るという事態にはならないと思うのであります。
 もう少し楽しい話を続けますと、ロータリーがよくコミュニティーに知られていて、ロータリアンたちが尊敬されていて評判がいいという国に特有なことですが、例えば家内と二人だけで会長として旅行した時などは、乗った飛行機の機長が必ずといってよいほど「この飛行機には国際ロータリーの会長ご夫妻が乗っていらっしゃいます。」というアナウンスをいたします。そうすると周囲にいる人たちが、好意に満ちた目で私たちを見てくれます。こちらが手を上げて応えると、みんな拍手してくれます。こういったことは他の国でしばしば起こることがあります。ニュージーランドのオークランドにまいりました時に、世界のヨットレースがありまして一番先を走っているオランダのヨットが港に入ってきたのをテレビでやっていました。ヨットが好きな私は、そのヨットをぜひ見たいと思ったものですから、私のエイドをしておりましたパストガバナーに港に行きましょうと誘いました。港に着きますと、周りに高いフェンスがあり、ガードマンが入口を閉めておりました。「ああ、残念、遅かったか。」と私が悔しがっていますと、そのパストガバナーがガードマンのところに歩み寄り、彼は「国際ロータリーの会長はヨットが好きで、ぜひ見たいと言っているのだが、入れてくれないか。」と頼んでいるのです。するとガードマンは「国際ロータリーの会長が見たいというのなら仕方がない。」と言ってドアを開けてくれ、私は非常に感謝して、念願のヨットを見ることができました。もう一つ最後に、これはどこで話してもおもしろがられるのですが、スリランカで、西南アジアの善意の会議というのをやったことがあります。スリランカの大統領とかインドやバングラディッシュの大臣ら偉い人が大勢出席してくださったのですが、その時にスリランカ最高の儀式で歓迎してくれました。歓迎の式典の一部で、私がゾウに乗らなければならないことになりましたが、かなり大きなゾウで、非常にきれいに飾りたてた立派なものでした。私はおっかなびっくり乗ったわけですが、歩きだしてみると乗り心地は最悪で、振り落とされないように、ゾウの首に巻いていた鉄の鎖にしがみついているだけで、パレード中生きた心地もしません。こんな楽しい思いでもあったことを申し上げて、時間ですので卓話を終わります。           (担当/今吉)

(文責/熊谷)
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