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第886回例会 平成20年6月5日(木)
◎本日の例会プログラム
ゲスト卓話「そこが知りたい放射線と放射能」
元熊本大学非常勤講師 大塚 徳勝氏
○次回例会プログラム
ゲスト卓話「自動車が変わる ガソリンエンジン車から燃料電池車へ」 九州大学名誉教授 三石 信雄氏
前回(885回例会)の記録 平成20年5月29日(木)
■ビジター
中津RC 佐藤正直君
■出席報告
会 員 数 26名
免除者数 0名
対象者数 26名
本日出席者 20名
欠席者数 6名
出 席 率 76.92%
■前々回出席報告の修正
前々回欠席者 4名
メイクアップ 1名
欠 席 者 3名
修正出席率 84.62%→ 88.46%
●メイクアップ
白石(地区大会)
●欠席者
土居、小野(裕)
ロータリーソング
手に手つないで
会長の時間
会長 若松 定生
先週、加来会員の御母堂が御逝去され、先年の御父上に続いてですので、本当お寂しいことと思い、改めてお悔やみ申し上げます。また、親睦委員会の皆様もご苦労様でした。さて、今日の例会で5月は終わりです。ロータリーの友5月号の中で、見落とした会員に連絡したいのが横組のP40-P41、「地区のたより」のページで我が第2720地区の紹介が掲載されています。この中には地区中のRC活動の紹介があり、1つ目は臼杵RCで、「市民・旅人に優しい傘の設置」です。これは「市民・旅人に優しい町づくり」をテーマに、毎年500本の傘を市に贈呈され、臼杵石仏等の観光名所や臼杵駅に配置されているそうです。これも観光を目指す中津としても参考になるアイデアではないでしょうか?次に日田RCの「親子森林体験教室」で、日田市内の小中学生と保護者を対象に植林体験と森林・林業の勉強会を行うものです。3番目の西天草RCは「五足の靴100周年ウォーク」で、文学・歴史・観光・人権を学ぶ催しです。最後の「ガバナーわが地区自慢」は当地区についての特筆すべき事がまとめてあります。他地区の方に説明するのにも便利ですので是非ご一読下さい。
幹事報告
幹事 榎本 正則
●例会変更 大分臨海
RC、大分東RC、別 府東RC、大分1985
RC、大分南RC、別 府中央RC、大分RC、別府RC、大分城西RC、別府北RC
●週報受理 本渡RC、天草中央RC
●会報受理 なし
●週報お礼 なし
●幹事報告
・2010年規定審議会代表議員選出に伴う代表議員候補指名についてのお願い
・地区大会のお礼
・国際大会参加のお願い
・荒尾RC創立30周年記念式典のご案内
・ロータリアン誌届く。
・「ザ・ロータリアン誌」購読料値上げについて
・ロータリーの友が届きました。
・竹田RC50周年記念式典の会場の変更
(ホテル岩城屋へ)
●理事会報告 なし
委員会報告
クラブ奉仕委員会
加来委員長
家庭集会の組み合わせをプリントしています。お配りしますので宜しくお願いいたします。
家庭集会
ホスト
江 渕
小 川
青 木
リーダー
永 松
辛 嶋
熊 谷
記 録
二反田
田 原
榎 本
渡邉、津崎、梶屋、小野嘉之、若松、小路、加来、矢頭
梶原、岩渕、松本、小野裕司、加来、矢頭
向笠、岡野、出納、白石、土居、加来、矢頭
矢頭次期幹事
6月22日に地区協議会が別府大学であります。出席義務者の方には連絡いたしますので宜しくお願いいたします。
若松会長
白石会員へ地区からの委嘱状が届いていますのでお渡しいたします。矢頭会員へRIよりポールハリスフェローの記念品が届いていますのでお渡しいたします。
プログラム委員会
梶原委員長
6月19日の職場例会(ダイハツ九州)の出欠の確認をお願いいたします。【注意事項】12時15分までダイハツ九州に集合して下さい。駐車場に入る時守衛さんに中津平成RCと言って入場して下さい。12時20分より食事をして例会を行います。例会終了後に工場見学となります。工場見学中は途中退席出来ませんので用事のある方は例会終了後お帰りになっても結構です。工場見学の終了予定時刻は14時15分です。
ニコニコボックス
担当:姉妹校流委員会
○若松会長
ゲストの角さん、ようこそおいでいただきました。今日は宜しくお願いいたします。
○小野会員
大分銀行では今年からクールビズ導入になります。エアコンの設定温度も上がります。皆様の御協力お願いいたします。
○矢頭会員
ポールハリスフェローを頂きました。有難うございました。
○梶原会員
今日のゲストの角さんようこそおいでいただきました。楽しみにしていました。中津は魚の美味しい所です。角さんの書かれた豊前海のススメを読むと良く魚の事が分かります。今日は宜しくお願いいたします。
○加来会員
先日の母の通夜と葬儀では皆様に大変お世話になりました。有難うございました。
ゲスト卓話
「豊前海のススメ」 角 和久氏
プロフィール
1970年10月30日 大分県中津市生まれ
1994年 近畿大学工学部卒業
1994年 福岡中央魚市場(株)入社(1996年退職)
1996年 地方卸売市場中津魚市(株)入社
1998年 取締役部長就任
2000年 常務取締役就任
現在に至る
日本人は魚である
私が住む大分県中津市には、約400種類の魚介類が水揚げされる豊前海がある。豊前海は瀬戸内海の周防灘西部に位置し、主に水揚げされる魚として、ハモ、ワタリガニ、車エビ、ベタ、スズキ、イカとアサリ、ハマグリ、キヌ貝などの二枚貝、のりなどがある。特にハモは中津市を代表する魚として有名であり、名物料理も数多く作られている。それに全国的に今や幻の魚とまで言われ、絶滅寸前のアオギスが生息しているのも、豊前海の魅力のひとつである。こういうことから豊前海は数多くの河川が流れ込み発達した干潟と良質な砂泥質の海底が豊かで、数多くの魚を育てているのかと思われます。中津市は江戸時代から10万石の城下町として栄え、所々に「蛭比須宮」が奉られている。古来より魚の神様といわれ、日本全国各地の海岸周辺には蛭比須宮がある。蛭比須様と大黒様というのは、庶民の神様で七福神の中でも最も親しまれた神様である。蛭比須様は漁業、大黒様は農業の神様で蛭比須様は釣り竿と大きな鯛を抱えて、大黒様は打ち出の小槌を持って米俵の上に座っている。よって蛭比須様は魚、大黒様は米という組み合わせになる、魚と米、それに野菜は日本食三要素であり、魚と米の組み合わせは日本の漁業と農業の歴史に由来する。また、日本人は魚食民族で昔から畜肉とは疎遠である。日本人が魚食民族であるというのは、魚を多く消費しているだけでなく、魚の巧みな調理法や多様性にもすぐれていることから、「日本人=魚」「日本人は魚である」というのが分かる。では現在の日本人の食文化について考えてみると、現在の日本人の食生活は一段と豊かさ多様さを増し、特に冷凍加工食品、ファーストフードは今や当たり前の存在であり、欧米型中心の食事になってきた。このように時代の変化と共に、食文化の変化もやむを得ないことだと思うが、日本人と魚は切っても切れない縁であり、魚そのものが日本の食の代表であろう。それに、さまざまな栄養素の宝庫の魚をもっと食することを薦める。
鱧の町・中津
鱧という魚は?アナゴ科の分類で、アナゴよりも魚体が大きく歯も大きく非常に鋭い。生命力も強く頭を切り離しても噛み付くことから、食む(はむ)が訛って(ハモ)という。北海道や東北地方で「ハモ」というのは「アナゴ」のことで「アナゴ」のことを「ハモ」という。生息域は日本近海だと瀬戸内海、東シナ海、日本海西部で、産卵場所として大分、山口、徳島県沖合や九州西岸の沿岸域に形成されますが、良質のハモの宝庫は中津の豊前海である。全国的にハモは京都が本場といわれているが、考えてみると京都は盆地で海に面していなくハモの水揚げはできない。よって京都に入荷してくるハモは瀬戸内海で水揚げされたもの。それに対して中津は豊前海をひかえ、昔からハモが水揚げされ、骨切りの技や料理研究、種類も京都より中津の方が多い。ハモ料理本場は中津で京都のハモに勝るものである。また骨切りは、板前の腕が試されるといわれるように、ハモは小骨が大変多く、腹から開き背骨をとった後に骨切りをする。「一寸に二十五」(1.3ミリ幅の切れ目)といわれるほど、細かく包丁を入れて骨を切ります。しかも皮は切らずに残して置くので、これは素人には少し無理ということだ。現在、中津には豊前海、県南、宮崎、鹿児島と九州近海の活ハモが入荷される。年間を通して、旬の夏〜秋にかけては1日あたり300から500キロ入荷しており、ピーク時には1トン以上にもなり、逆に入荷が底をつく年末年始はせいぜい20キロ前後で、入荷がゼロという日もある。中津のハモ料理は夏は梅肉、ポン酢に紅葉おろしを付けて食べる湯引き、冬はしゃぶ鍋で、他にもいろいろとハモ寿司、ハモしゅうまい、ハモそばとバラエティに富んでいる。以上のように料理の種類や味わい、そして骨切りの技術からいきますと、やはり中津が日本一のハモの街ではないかと思います。 (文責:田原)
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