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第887回例会 平成20年6月12日(木)
◎本日の例会プログラム
ゲスト卓話 「自動車が変わる ガソリンエンジン車から燃料電池車へ」 九州大学名誉教授 三石信雄氏
○次回例会プログラム
職場例会 ダイハツ九州(株)大分(中津)工場
前回(886回例会)の記録 平成20年6月5日(木)
■ビジター
豊後高田RC 田染 晃君
中津中央RC 山本博史君
■出席報告
会 員 数 26名
免除者数 0名
対象者数 26名
本日出席者 20名
欠席者数 6名
出 席 率 76.92%
■前々回出席報告の修正
前々回欠席者 8名
メイクアップ 4名
欠 席 者 4名
修正出席率 69.23%→ 84.62%
●メイクアップ
岩渕、江渕(中津中央)
辛嶋、二反田(地区大会)
●欠席者
小野(嘉)、小野(裕)、松本、渡邉
ロータリーソング
君が代、奉仕の理想
会長の時間
会長 若松 定生
先週の会長活動報告を行います。5月30日(金)に中津市暴力絶滅市民会議の役員総会に出席してまいりました。その席上にて、当クラブが同市民会議会長と中津警察署長の連名にて功労者表彰を受けましたのでお伝えします。次の31日(土)には、辛嶋・田原・矢頭会員と竹田RCの創立50周年記念式典に出席しました。記念事業として、竹田市では医師不足から救急指定病院がなくなる状況ということで、竹田市にAED(自動体外式除細動器)を寄贈されています。但し、ただ寄贈されただけでなく、竹田RCの会員全員がAEDの取り扱いの救命講習を終了の上、AEDの所在マップを作成し、各家庭に配布されたそうです。竹田RC会長のご挨拶にRCの運営方針として、1.地域に役立つロータリー2.異業種交流パワーの結集3.少数精鋭とありました。会員数は私共と同じ26名のクラブですが、さすがに老舗クラブと感心しました。また、余談ですが、参加者の中にロータリーの友3月号に紹介された101才の現役ロータリアン臼杵RCの大槻会員がいらっしゃいました。司会者の102才の案内に101才と10カ月と反論されるなど矍鑠たる言動に驚かされました。そして、式典の最後に先方のご好意により、私共の20周年の案内を舞台上で致しました。杉谷現ガバナー、寿崎PGも出ていただき、大変盛り上がり、良い反応でした。私の年度もあと1カ月となりましたが、この竹田RCの記念式典参加でロータリーの対外行事は全て終わりです。様々な外部行事への皆様の積極的な参加をいただき、心から御礼申し上げ、どうぞ最終例会迄よろしくお願い致します。
幹事報告
幹事 榎本 正則
●例会変更
中津RC 5/25(水)18:30〜最終例会グランプラザ中津ホテル
●週報受理
仙台平成RC、豊前西RC
●会報受理 なし
●週報お礼 なし
●幹事報告
・「チャレンジおおいた国体開催100日前イベントin中津」の開催のご案内
・平成20年度中津市暴力絶滅市民会議の会費納入について
・前岡パストガバナーより、規定審議会地区代表議員選出の件で文章が届いています。
・今年度の委員会活動報告書の提出をお願いします。
●理事会報告 例会終了後、今年度の理事会を開きます。
委員会報告
家庭集会 小川リーダー
6/12(木)19時よりぐるーびぃにて行いますので御参加お願いいたします。
矢頭次期幹事
例会終了後に次期の理事会を行います。次年度の活動計画書の提出もお願いいたします。
ニコニコボックス
担当:姉妹校流委員会
○小野(嘉)会員
先日、宮内庁の方が店においでになり中津での宮家の方のお食事に当店が選ばれました。有難うございました。
○若松会長
当クラブが中津の防犯に20年貢献したとの事で表彰されましたのでニコニコします。
○梶原会員
今日のゲストの大塚さんようこそおいでいただきました。今日は宜しくお願いいたします。昨年結婚した娘が今夜、里帰りします。楽しみです。
○小路会員
先日久留米大学医学部の80周年に行きました。中津は同学卒業生が多く現在同窓生が37名います。
○青木会員
今度の職場例会ではダイハツ九州なので私も電気工事をした所が見学できると思います。
ゲスト卓話
そこが知りたい「放射線」と「放射能」
元熊本大学非常勤講師
九経連・九州エネルギー問題懇話会顧問
大塚徳勝氏
放射線や放射能が身の回りにある事はあまり知られていない。その為か、「放射線」や「放射能」と聞いただけで原爆や水爆、白血病、癌などを連想し、恐怖や不安を抱く人が多い。放射線や放射能は確かに、その量が多いと危険であるが、人類は太古の昔から、微量の放射線を受けながら進化してきている。一方、地球の中には500兆トンの放射能が埋蔵され、土壌や川、海、身体の中にも微量の放射能が含まれている。海水中には46億トンのウランが溶けている。ところで、放射線や放射能は医療の分野だけでなく、工業や農業の分野でも広く利用され、その事業所の数は5,000カ所にも達している。そこで今日は、
◆放射線とはどんなものか、そして放射能とどう違うのか
◆放射線はどれだけ浴びると危険なのか、逆に何故、放射線で癌がよくなるのか
◆放射能はどれだけ体内に入ると危険なのか
◆放射線を浴びても、身体に放射線や放射能は残らないのか
◆放射線の人体に対する影響は、どうなっているのか
等について説明した後、放射線の医療や工業、農業への利用の現状について優しく紹介したい。
【1】放射線とはどんなものか?→モノではなく、エネルギーの一種!
▼放射線の種類は?
X線やγ線の他に、α線、β線、電子線、中性子線など
▼何から出るのか?
放射性物質(ラジウム、コバルト60)…α、β、γ線
宇宙の彼方(恒星)…宇宙線
人工発生源(レントゲン、テレビ)…X線、電子線
【2】放射能とは?→放射線を出す能力・性質→転じて放射性物質
マスコミでは放射能が放射線と混同されている!→社会的混乱!
放射能:物質概念…“蛍自身”に相当
放射線:エネルギー概念…“蛍の光”に相当
放射能漏れ≠放射線漏れ
▼種類と場所は?
自然放射能:ラジウム、ラドン、ウラン、カリウム40…地殻、海・川・地下水・大気・体内にある。
人工放射能:コバルト60、フッ素18(ペット検査用)
・体重60kgの人の体内放射能=7,400Bq(放射能の単位:ベクレル)
・地殻の中の自然放射能(地熱の一因)=5×1014トン=4.3×1025Bq
・海水中のウランの濃度=3mg/? ∴総量で46億トン
・増富温泉の放射能濃度=11,100Bq/?有料の放射能被曝施設!
・1g当たりのRaの放射能>ウランの300万倍強!
・放射能は正しく怖がろう
【3】放射能の強さと放射線の強さの関係は?→距離が関係
(電灯の強さ)…(照度)
・放射線の量(線量)…放射線の強さ×時間 →日光浴と同じ
・人は宇宙と大地と食物から、1年間に平均2.4mSvの自然放射線を被曝
・線量の単位:Sv(シーベルト)
・発癌や遺伝的影響…地域差なし
・放射線も正しく怖がろう
【4】放射線の性質は? 作用は?
強い透過力、電離(イオン化)作用
・水(H-O-H)に放射線が当たるとHとOに分解する。
・物質に放射線が当たると化学反応が起こる。放射線は残らず。
・生体ではDNAの分子が切断し、配列が狂う→突然変異
・突然変異の原因
化学物質、熱処理、紫外線、放射線、ウィルス、ストレス
・「たばこ」1本の突然変異の威力=0.04
mSvの放射線
▼発癌の確立は?:1,000mSvで5%。(自然発生率:30.3%)
▼放射線の遺伝的影響は?…動物実験では顕著。人間では認められず。
【5】こんなところに役立つ放射線
1.透過力の違いを利用:透過力は物質の厚さや密度で違う。
医療:X線診断(レントゲン検査、X線CT)
工業:非破壊検査(空港の手荷物検査、溶接部のX線検査)、厚み計
2.電離作用を利用:生じたイオンによって化学反応が起こる。
工業:タイヤ用ゴムの強化、耐熱性電線や発泡ポリエチレンの製造
医療:ガン細胞の破壊、医療器具(注射器、透析膜など)の滅菌
農業:ジャガイモの発芽防止、害虫の不妊化、品種改良、食品の滅菌
3.その他
ペット検査、グロー放電管、夜光塗料、微量分析、年代測定 (文責:田原)
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